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どこでも手軽に食べられるタブレット菓子は、退屈な会議や禁煙の友としてなくてはならない存在。昔はフリスク・ペパーミントのようなストイックな刺激系が主流だったが、最近はすそ野が広がり様々なフレーバーのものが楽しめるようになった。 そんな中で、非常に地味ながらも「コーラ」を称するものもいくつか登場している。今回は5種類のコーラタブレットを食べ比べてみた。 1. MINTIA・コーラシャウトフリスクと双璧をなすミアサヒフードアンドヘルスケアの「ミンティア」。2010年に発売されたフレーバーがこのコーラシャウトだ。 コーラとレモンの王道の組み合わせ。香料に加えコーラフレーバーチップ(コーラキャンディを粉砕したもの)を使用しているのが特徴。 フレーバーは汎用的で、後味にミンティア独特の風味が残る。ミント感はほとんどなくて、残念ながらシャウトするほどの刺激はなかった。現在は生産終了。 2.進撃のミント コーラ名前から想像のとおり人気マンガ「進撃の巨人」とコラボしたUHA味覚糖のコーラミント。タブレットながら5種類のハーブを配合した「のど飴」という位置づけだ。 パッケージはスライド式のアルミ容器を採用。主要キャラのイラスト入りで、15種類+シークレットが用意されている(→公式サイト)。嫌いじゃないけど、職場で取り出すのはちょっと恥ずかしい。 甘味・酸味が強く華やかな味。後味にしっかりとしたハーブ感があり、口腔への刺激というよりのどに染みる感じ。結構おいしかった。 3.Blink コーラデンマークのConzept International Aps社のコーラミント。最近日本にも輸入されるようになった。 Blinkの特徴はなんといってもスタイリッシュなパッケージだ。ヒンジつきのブリキ容器にはワンポイントのフェイクダイヤが光る。コーラだけでも4種類のデザインがあり、すべて北欧系の洒落たグラフィック。内部には樹脂製のガイドが取り付けてあり、他のミントのケースに比べて格段にお金がかかってそう。 酸味とコーラフレーバーが強めで、刺激感はほとんどなし。高級なコーララムネみたいな感じだった。 4.BUZZ エナジーコーラ味ミンティアと同じアサヒフードアンドヘルスケアが発売するエナジー系タブレット。カフェイン・ガラナ・ビタミンB群などそれらしい成分が配合されているのが特徴。キャッチコピーは「ひと噛みで、瞬間エナジー」。 パッケージにはエラストマー製で、変形させて開ける独特のシステム。片手で開けれるので、慣れると結構使いやすい。 今回のタブレットの中では最もコーラ感が強い。カフェインのせいか、後味がしっかりとしていて食べごたえがある。糖衣タイプのカリッとした触感も楽しい。 5.シゲキックス・グミガームUHA味覚糖のグミガームは錠菓ではなくチューイングタブレットだ。正式には「パスティーユ」と呼ばれるらしいが、硬めのグミキャンディといった感じ。 パッケージは昔の仁丹のような紙製のスライド方式で、中央の穴から取り出す仕組み。しかしグミなのでスムーズに出てきてくれず、振って出そうとすると大きな音がする。会議中に食べるには不向きだ。 他のタブレットにはない「噛む」という行動が、眠気覚ましに効果的。コーラ感に加えて後味にミントの清涼感が残り、クセになりそうな味だ。でもこれなら普通のコーラグミでもよいような気もする。
コーラタブレットと一口にいっても、その味やコンセプトは千差万別。レアなフレーバーだけに、見つけた時には是非挑戦してみてはいかがだろうか。
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